京都大学医学研究科 泌尿器科学教室ブログ

一般の皆さまへ 私たちの診療について

治療実績

手術統計

当科では、できるだけ侵襲が低い(身体への負担が少ない)治療を目指して、腹腔鏡手術やロボット支援手術を積極的に取り入れています。一方で、他の施設では手術が困難な症例に対する侵襲の大きな手術も、さまざまな診療科と協力しながら、慎重に適応を判断したうえで行っています。
2023年度に当科で施行した代表的な手術の件数を示します。2021年度は当院もパンデミックの影響で手術枠が制限されたり、待機可能な手術を延期したりしたため、ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘除術や腎移殖などの一部の手術の件数が大幅に減少しました。2022年度からは徐々に通常通りの体制に戻りつつあり、生体腎移殖も再開しています。

術式名称 件数
副腎摘除術(開腹/腹腔鏡下/ロボット支援下) 11(3/4/4)
腎摘除術(開腹/腹腔鏡下/ロボット支援下) 18(4/6/8)
腎尿管全摘除術(腹腔鏡下/ロボット支援下) 15(8/7)
腎部分切除術(開腹/ロボット支援下) 22(3/19)
膀胱全摘除術(開腹/ロボット支援下) 18(7/11)
ロボット支援下前立腺全摘除術 26
開放後腹膜腫瘍切除術 1
後腹膜リンパ節郭清術(RPLND) 1
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 102
ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP) 4
経尿道的尿管結石砕石術(TUL) 14
経皮的腎瘻造設術 21
腎移植術(生体/献腎) 21(18/3)
高位精巣摘除術 2
MRI-US fusion前立腺生検 57