はじめに
はじめに
手術といえば長らく「開放(開腹)手術」で行われることが一般的でした。時代の変遷ととともに「低侵襲性(患者さんの体への負担が少ない)」が追及されるようになり、傷は小さく、出血も少ない手術へと変化してきました。その中で「体腔鏡手術」という技術の開発が行われています。
体腔鏡手術は直接術者の手を患者さんの体内に入れることなく、内視鏡、鉗子などと呼ばれる器具を直径5-10mm程度の孔から患者さんの体内に挿入、体腔内に空間を作成して行う手術です。