先日、男子バレーボールの日本対フランスのゲームを家族で観戦してきました(写真参照)。その時に受けた衝撃があまりに大きかったので、ブログに書かせていただきます。
私は中学高校6年間、大学6年間、ずっとバレーボール部に所属していました。バレーボールは私の青春といっても過言ではありません。中学高校時代は負けてばっかりでしたが、大学の時はメンバーに恵まれ、数々の大会で優勝しました。特に4回生の時に西日本医科学生体育大会(西医体)で優勝し、優勝カップでビールを一気飲みしまくって記憶がなくなったことは、今でも鮮明に記憶しています。
さて、開催場所である京都島津アリーナ(旧京都府立体育館)ですが、京都で全日本医科学生体育大会(全医体)を主催した時に使った思い出の場所です。当時と変わらず、古いですが趣のある良い体育館です。ちなみに、先日ボクシングの村田諒太選手の世界戦もここで開催されていました。「バレーボールワールドリーグ京都大会」という立て看板が出ており、おのずと心躍ります。子供にも、「にっぽんちゃちゃちゃやで」と言って、応援の仕方を教えながら、会場に入りました。
2階一般席のチケットを買っていたので入ってみると、なんと使われている席は全体の3割程度で、その他の場所は閉鎖されていました。観客は500人くらいでしょうか。応援団は無く、声のおおきな若者が一人で「応援よろしくお願いします」といいながら、太鼓を叩いて応援しておりました。高校時代に男子バレーボールの日本対韓国戦を観に行った時は、大阪城ホールがほぼ満席でした。現在タレントをしている河合俊―選手や、女子バレーボール監督の眞鍋選手らがいて、強くて人気がありました。それ以降も、強くはなかったものの、中垣内選手や山本選手など、常にエースと呼ばれるすごい選手がいたものです。今のメンバーを見てみると、テレビで見たことあるのは越川選手と清水選手くらいで、他は名前すら知りません。もちろん、V6などのアイドルもいません。
そんな状態でゲームが始まりました。私がやっていた頃はサーブ権というのがあり、なかなか点が入らないものでしたが、今のバレーボールはラリーポイント制になっており、どんどんゲームが進んでいきます。テレビ放送のために変わったと聞いていますが、弱いチームには残酷なものです。3セット連取されたのですが、何の盛り上がりもなく40分くらいで終わりました。これでは人気が出ないのも仕方ありません。終わった後に、黒いブタのキャラクターが選手達と一緒にストレッチをしている時が一番盛り上がっていました(写真参照)。
女子バレーボールが頑張っている半面、最近の男子バレーボールの衰退ぶりは目を覆いたくなります。落ち込んで家に帰っていると、上の子供が「バレーボールやりたい」と言い出しました。確かに、野球を観に行ったときより楽しそうに応援していました。さっそくイズミヤに行ってバレーボールを購入し、下鴨神社で子供にレシーブを教えました。バレーボール観戦のささやかな収穫でした。
(文責 寺田直樹)