最近、植物が好きです。
昔は目もくれなかったものですが、いつ頃からか興味が出てきました。
ただし、興味の対象は花ではなく主に根と葉。よくよく見ると珍奇なそれらの様子が面白く、気が付けばリビングの一角が妙な植物で占領されるようになってきました(写真①)。
COVIDの影響で外で飲む機会が減った代わりに、家で深夜、片手にビール、片手に霧吹きをもって植物を眺めながらニヤニヤしている私は、やっと「花鳥風月」の楽しみが少しだけ分かってきたのかもしれません(花でなく根ですが・・・)。
では勝手ながら、我が家のお気に入りの植物達の一部を紹介します(素人故、誤った情報が混じっているかもしれませんがご容赦ください)。
・リトルベイビー:別名メルヘンの木というらしいです。枝がジグザグに分子構造の様に伸びてく様が不思議です(写真①)。
写真①:リトルベイビー
・キセログラフィカ:根が無くても育つエアプランツの一種。大きくカールした葉が特徴でその雄姿からエアプランツ界の王様とも言われていてカッコいいです(写真②)。明るい場所が好きなのに直射日光が当たるとすぐに葉焼けします。
写真②:キセログラフィカ
・ティゥトルム:同じくエアプランツの一種。長い銀色の毛が可愛いです(写真③)。なかなか育ってくれません。
写真③:ティゥトルム
・ファレノプシス:別名 胡蝶蘭。着生直物の一種。お祝いで医局に届いたものを花が散ったあとに頂いてきて、水苔を用いてバージンコルクに着生させています。メデューサの髪の毛の様に伸びて絡みつく緑の根っこが魅力的です(写真④)。水をあげすぎるとすぐに根腐れします。
写真④:ファレノプシス
・ビカクシダ:別名 コウモリラン。着生植物の一種でバージンコルクに着生させています。丸く育つ貯水葉と、鹿の角のような胞子葉が存在感抜群です(写真⑤)。2m程になる種もあります。
写真⑤:ビカクシダ
実は、まだまだご紹介したい植物があるのですが、マニアックなのでこの位にしておきます。
上手く世話をすると成長してくれて嬉しいのですが、恥ずかしながらすでに幾種も枯らせてきてしまいました。
私が枯らしてしまった原因として一番多いのが、「愛情のかけすぎ(毎日水やりをする→根腐れする)」です。植物ごとに適した育て方があって、好む水の量もそれぞれ。多くは、しっかり乾いて欲しているときにたっぷり愛情(水)をあげるのが健康に強く育つ秘訣のようですが、不思議なもので、存在を忘れて全く世話をしていなかった鉢が勝手に元気に育っていることもあります。
「個々に適したやり方で愛情をかけるのが元気に成長するポイント」というのは、植物に限らず人間においても言えることで、しかしそれが意外と難しいことなのだなあ と思っている今日この頃です。
文責:後藤