この 4 月で NHK の人気連続テレビ小説「あさが来た」が終了した.AKB48 の歌う「365日の紙飛行機」で始まるこのテレビ小説を,毎朝楽しみに見ていた皆さんもおられると思う.主人公のモデルは廣岡浅子という実在の人物で,豪商の家に生まれ,保険会社や日本女子大学の設立に関わった人物だという.主題歌のさわやかさも含め,笑いあり,涙ありのすがすがしいストーリーが高視聴率の理由だろう.
ちなみに皆さんは2000年から2001年にかけて放送された「オードリー」というNHKテレビ小説を覚えておられるでしょうか.大石静さんの脚本で,太秦映画村を舞台にした主人公(佐々木美月)の映画作りにかける情熱を描いた作品です.実は,この美月の弟(佐々木梓)は京大医学部卒業の医師で,西陣織職人に発生する膀胱癌の研究をしているという設定になっています.名誉編集委員長の吉田先生がこのモデルであることを知っている泌尿器科医は少ないかもしれません.
( 小川 修 )