今年 1 月から米国の「ビザ免除プログラムの改定」が行われ,ビザ免除プログラム参加国の国籍であっても,2011年 3 月 1 日以降にイラン,イラク,スーダンまたはシリアに渡航または滞在したことがあるものは米国渡航時にビザが必要となった.一昨年,アジア泌尿器科学会参加のためにイランへ渡航したので,今年の AUA 参加にはビザが必要となる.まず,インターネット上で必要な書類を仕上げ,ビザ申請料金を支払い,アメリカ領事館での面接の予約をするのであるが,これが複雑でストレスフルだった.大阪の領事館での面談は数分で終わり,数日後には10年有効のビザが貼り付けられたパスポートが送られてきた.
私は大阪への日帰りで済ますことができたが,遠方の先生は大変だと思う.こんなことになろうとは考えもしなかった.無理をお願いしてアジア泌尿器科学会に参加していただいた先生方にはご迷惑をおかけしました.この場を借りてお詫び申し上げます.
( 小川 修 )